石神社(いわじんじゃ)|どんな福が宿る場所か
柏原市太平寺の丘陵中腹に鎮座する式内社です。柏原市は、祭神を欽明天皇の皇后・石姫皇后と案内しています。
鳥居前のクスノキは、樹齢700年から800年と推定される御神木です。柏原市文化財課の案内によると、昭和53年(1978年)8月4日に大阪府の天然記念物に指定されました。大きさは資料によって違い、文化財課の案内は高さ約26メートル・幹周り約6.5メートル、市の史跡案内と2013年の剪定の記事は高さ約16メートル・幹周り約6メートルとしています。いつ測った値かは書かれていません。社殿は高い石段を登った先にあります。2013年には、樹木の生育と周辺の安全を考慮し、樹木医の診断を踏まえた剪定が行われています。
境内には、河内六寺の一つ・智識寺の東塔で刹柱(塔の中心の柱)を支えていた礎石が据えられています。昭和45年(1970年)に大阪府の有形文化財に指定されたもので、柏原市の案内によると、柱を立てる穴の直径は122センチあり、その大きさから高さ約50メートルの塔が建っていたと考えられています。市の史跡案内では、この礎石は現在、神社の手洗い石として使われていると紹介されています。同じ市の案内は、聖武天皇が智識寺の盧舎那仏を拝んで東大寺の大仏を建立したと『続日本紀』に記されている、とも説明しています。手を清める前に、足もとの石の穴の大きさを見ておくと、ここに建っていた塔の高さを思い描く手がかりになります(2026年10月6日に柏原市の案内を確認)。

近くの福
- 志貴縣主神社(しきあがたぬしじんじゃ・河内国総社)(除の福・約1.5km)
- 弓削神社(ゆげじんじゃ・東弓削)のエノキとイチョウ(木の福・約2.7km)
- 恩智神社(おんぢじんじゃ)(除の福・約2.8km)
- 道明寺天満宮(学の福・約3.2km)
時のながれ
- 成立年代不詳 — 柏原市は石神社を式内社と案内していますが、今回確認したページは創建年を示していません。
- 昭和45年(1970年)2月20日 — 柏原市の案内によると、境内に据えられている智識寺東塔の刹柱礎石が大阪府の有形文化財に指定されました。
- 昭和53年(1978年)8月4日 — 柏原市文化財課の案内によると、鳥居前のクスノキが大阪府の天然記念物に指定されました。
- 2013年10月22日・23日 — 樹木医の診断を踏まえ、生育と周辺の安全を考慮した剪定が実施されました。
このページで確かめたこと
資料照合/未解決
2026年9月5日に柏原市の史跡案内と剪定記録を照合しました。史跡案内で、読みが『いわじんじゃ』であること、式内社、祭神、丘陵中腹の立地、クスノキの寸法と推定樹齢を確認しました。剪定記録で、クスノキが御神木であること、1978年の大阪府天然記念物指定、2013年10月22日と23日の剪定を確認しました。樹齢700年から800年は柏原市が示す推定で、年輪測定による確定年齢とは扱いません。
天然記念物指定の月日は、2026年10月2日に柏原市文化財課の案内で昭和53年8月4日と確認しました。延喜式神名帳の郡名・社格と配祀神は、確かめられていません。
境内の智識寺東塔の礎石は、2026年10月6日に柏原市の文化財の案内2件と史跡案内で確かめました。文化財の案内は礎石が石神社の境内に据えられているとし、史跡案内は神社の手洗い石として使われていると書いています。現地取材は未実施で、手洗い石としての使われ方を現場で見たものではありません。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
参考・出典
5件出典に基づいて掲載しています
訂正履歴
公開後に内容を改めた箇所を、日付とともに記録しています。
- :鳥居前のクスノキの大きさを、柏原市文化財課の案内(高さ約26メートル・幹周り約6.5メートル)と、市の史跡案内・2013年の剪定の記事(高さ約16メートル・幹周り約6メートル)の両方を並べる形に改めました。あわせて、大阪府の天然記念物に指定された月日(昭和53年8月4日)を書き加え、参考・出典に柏原市文化財課の案内を加えました。
この場所について
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