現地レポ
大阪天満宮へ行ってきました — 御朱印帳を忘れて、一冊増えた日
8月6日に大阪天満宮を訪ねた記録です。本殿は御神忌1125年の式年大祭に向けた屋根の葺き替え工事中で、素屋根に覆われていました。御朱印帳を忘れて一冊求めたこと、君が代の歌詞が刻まれたさざれ石、星合池の願い玉と亀、すべらんうどんの茶店のことも書いています。
8月6日の午前11時すぎ、南森町駅から天神橋筋を歩いて大阪天満宮へ向かいました。
商店街には海外からの観光客がちらほら。難波でも感じましたが、梅田・難波あたりは電車のアクセスが良いぶん、訪日客が多いですね。逆に言えば、電車で行きにくい神社はまだ「見つかっていない」のかもしれません。
表大門の風格と、工事中の本殿

表大門はさすがの風格でした。ただ、くぐった先の本殿は——足場と素屋根にすっぽり覆われていました。


菅原道真公の御神忌1125年式年大祭の記念事業として、令和7年8月に始まった本殿の屋根の葺き替え工事です。「本殿が見られないなんて」とがっかりするか、「素屋根の中の本殿」というレアな状態を見られたと思うか。私は後者でした。25年ごとの節目をつなぐ行事だと境内の案内板にあって、次にこの光景が見られるのは四半世紀後です。
御朱印帳を忘れました
そして私はこの日、御朱印帳を忘れました。
授与所で聞いてみると、御朱印帳は複数冊あっても問題ないとのこと。それならと、天満宮の御朱印帳を新しく求めて、一冊増えました。これからも巡るので、まあ良い買い物です。

巫女さんに「天神祭が近づくと参拝の方は増えるんですか?」とも聞いてみたのですが、「時期に関係なく、通年多くいらっしゃいます」とのことでした。天神祭の社というより、一年中の社なんですね。
さざれ石は、君が代のさざれ石でした
境内で「さざれ石」と書かれた石を見つけて、国歌の「さざれ石」と関係あるのかな?と気になっていました。
帰ってから写真を見返すと、答えは碑にそのまま刻まれていました。「国歌 さざれ石 君が代は千代に八千代にさざれ石の巌となりて苔の産すまで」。岐阜県揖斐郡春日村のさざれ石産地から奉納されたものです。小さな石が集まって一つの巌になる——歌詞の意味を実物で見られる場所でした。

星合池の願い玉と、亀
本殿エリアを出て少し歩くと、星合池(ほしあいのいけ)があります。ここの名物が「願い玉」。願いに応じた色の玉を3つ選び、池に浮かぶ的をめがけて投げ入れて、願い事に応じた色の的に当たれば成就する、という占いです。

池には亀がたくさんいて、石の上で甲羅干しをしていました。四天王寺の亀の池といい、大阪の社寺は亀に縁がありますね。

池のほとりには茶店があって、「すべらんうどん」が名物です。受験生に縁起の良い名前ですが、私は時間が押していたので饅頭だけいただきました。木陰の床几でゆっくりする人には、うどんをおすすめします。

天満宮より古い神様が、境内にいます
境内の一角に、大将軍社という小さな摂社があります。創祀は、石碑によると白雉3年(652年)、大阪天満宮の公式サイトでは白雉元年(650年)です。どちらでも、天満宮の創建(949年)より約300年古い社です。公式サイトの由緒では、天暦3年(949年)にこの大将軍社の前に一夜にして七本の松が生え、それを聞いた村上天皇の勅命でここに社が建てられたと伝わります。この話は姉妹サイト・痕跡マップの大将軍社にあります。

御朱印を受けるときに、公式で確かめられること
私が御朱印をいただいたのは、表大門を入って右手の授与所でした。公式サイトの境内マップにも「授与所」が載っています。
ただ、2026年9月28日に公式サイトを見たかぎりでは、ふだんの御朱印の受付時間・種類・初穂料の案内は見当たりませんでした。時間や初穂料を確かめてから出かけたい方は、大阪天満宮(06-6353-0025)へ問い合わせると安心です。
公式サイトで御朱印に触れているのは、次の2つです。
- 大祓詞の書写会: 書き写した大祓詞(おおはらえのことば)を奉納すると、「大祓詞書写奉納証明書(日付入り御朱印)」が渡されます。書写会は毎月1回(1月と7月は休み)、参加費は3,000円、定員は50名です。9月30日(水)14時30分から17時まで(天満宮会館)と、10月17日(土)10時から12時30分まで(梅香学院)の回が案内されていて、受付は始まる30分前から、申し込みはメールか電話です。その日のうちに書き上げれば帰りに、後日なら社務所の印のある用紙を持参して奉納したときに証明書を受け取れます
- JR東海との「ドクターイエローコラボ御朱印」: 2026年5月5日のお知らせで、JR東海の旅行商品の案内につながっています。内容は旅行商品の側で確かめる形です
これから行く方へ
- 個人の撮影は問題ありませんが、プロのカメラマンによる商用撮影は申請制です(入口に掲示があります)。ただし本殿や渡り廊下など建物の中は撮影できないと、同宮のご祈祷の案内にあります。お宮参りと七五三の撮影には別の決まりがあるので、七五三の記事をご覧ください
- 御朱印は表大門を入って右手の授与所で。御朱印帳を忘れても、なんとかなります(実証済みです)
- 星合池は境内北側。裏門を出て右に少し歩きます
学問の神様になった経緯は天神様はなぜ学問の神なのかへ。場所とデータは大阪天満宮のページにあります。
全国の、福が伝えられている場所を地図で探せます。→ 福跡マップで見てみる
この記事の場所のそばにある福
- 堀川戎神社(大阪天満宮 から 約666m)
- 少彦名神社(神農さん)(大阪天満宮 から 約1.0km)
- 綱敷天神社(大阪天満宮 から 約1.2km)
- 露天神社(お初天神)(大阪天満宮 から 約1.3km)
大阪天満宮の周りに、ほかにどんな福があるでしょうか。
大阪天満宮のまわりをひらく →参考・出典
9件出典に基づいて掲載しています
- 大阪天満宮
osakatemmangu.or.jp - 境内のご案内 | 大阪天満宮
osakatemmangu.or.jp - osakatemmangu.or.jp
- osakatemmangu.or.jp
- 『大祓詞書写奉納事業』の開催予定(令和8年8月~10月) | 大阪天満宮
osakatemmangu.or.jp - JR東海とのコラボ御朱印 | 大阪天満宮
osakatemmangu.or.jp - アクセスマップ | 大阪天満宮
osakatemmangu.or.jp - ご祈祷・ご祈願 | 大阪天満宮
osakatemmangu.or.jp - 大阪天満宮授与所での聞き取り(2026-08-06 現地確認)
訂正履歴
公開後に内容を改めた箇所を、日付とともに記録しています。
- :本文の説明の文を2か所、削るか短く改めました。由緒・年代・出典・引用の内容は変えていません。
- :大祓詞の書写会について、各回の会場と終わりの時刻、受付が始まる時刻、証明書を受け取る時期を書き足しました。撮影について、建物の中は撮影できないという同宮の案内と、お宮参り・七五三の撮影の決まりへの案内を加え、出典に同宮のご祈祷のページを加えました。
- :本殿の工事を、説明文では「建替工事」、要約と本文では「修復工事」、写真の説明では「建替・修復工事」と書き分けていましたが、神社の告知どおり「屋根の葺き替え工事」にそろえました。大将軍社の節は「天満宮の創建より約250年古い」を約300年に直し、創祀の年を石碑の白雉3年と公式サイトの白雉元年の両方で示しました。「大将軍社があったから天満宮が建った」は、公式サイトの由緒が伝える七本の松の話として書き改めました。出典に公式の由緒と工事のお知らせを加えました。
この記事について
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