浅澤社(住吉の弁天さん・初辰まいり三番目)|どんな福が宿る場所か

住吉大社の南にある境外末社。「住吉の弁天さん」と親しまれ、女性守護・芸能上達の福で知られています。社のまわりは杜若(かきつばた)の池で、万葉集に「住吉の浅沢小野の杜若」と詠まれた名勝の地。初辰まいりの三番目にあたります。
時のながれ
- 奈良時代 — 万葉集に「住吉の浅沢小野の杜若 衣に摺りつけ着む日知らずも」と詠まれる。
- 古代〜近世 — 清水の湧く大きな池沼が広がり「浅沢」と呼ばれ、奈良の猿沢・京都の大沢と並ぶ近畿の名勝であったと現地説明板は記す。
- 昭和期 — 清水が枯れ、杜若に代わって明治神宮の花菖蒲が移植されていた時期があったと説明板は記す。
- 平成9年(1997) — 細江川の改修にあわせて新しい水脈を加え、各地の原種の杜若を集めて復活させたと説明板は記す。
- 現在 — 「住吉の弁天さん」として女性守護・芸能上達の信仰を集め、初辰まいりの三番目の社として参拝される。
現地の写真



近くの福
- 住吉大社(すみよっさん・初辰まいりの信仰)(金の福・約187m)
- 楠珺社(住吉大社)(金の福・約228m)
- 種貸社(住吉大社・初辰まいり一番目)(金の福・約309m)
- 住吉大社の千年楠・夫婦楠(楠珺社)(木の福・約315m)
このページで確かめたこと
現地確認
2026年8月14日に浅澤社を訪れ、社殿と「浅沢の杜若」の説明板を撮影しました。説明板には、万葉集に詠まれた浅沢、昭和期の水の枯渇、平成9年(1997年)の水脈整備と杜若の復活が記されています。訪問した8月14日には開花を確認できませんでした。初辰まいりの三番目であること、女性守護・芸能上達の信仰は、住吉大社公式が案内しています。
この節の確認に使った資料
🗺 この地点を明治の地図で見る(今昔マップ on the web)
この福を掘り下げた記事
🌙 この土地の痕跡
同じ土地の、歴史の側の顔です。
- 住吉行宮跡(正印殿跡・後村上天皇崩御の地)社の南約210m、南朝の後村上天皇が行宮を置いた地です。
参考・出典
2件出典に基づいて掲載しています
- 初辰まいり
住吉大社(公式) - 現地説明板「浅沢の杜若」
(公財)住吉名勝保存会(現地掲示。2026-08-14 撮影確認)
訂正履歴
公開後に内容を改めた箇所を、日付とともに記録しています。
- :痕跡マップの「住吉行宮跡(正印殿跡・後村上天皇崩御の地)」へのリンクを加えました。社の南約210mにある、南朝の後村上天皇が行宮を置いた地です。
この場所について
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