現地レポ
住吉大社へ行ってきました — 裏から入って、五大力の石を探した日
8月14日の昼すぎ、住吉大社に着きました。お盆の真ん中です。
実はこの日、入口を間違えました。目指して歩いていたら赤い鳥居が見えてきて、上がっていくと「種貸社」と書いてあります。ここが住吉大社なんだなと思ったんですが、あとで分かると、正面の反橋とは反対の、北の端から入っていました。
でも、結果的にこれが良かったです。

一寸法師は、ここで生まれた話でした
最初に迷い込んだ種貸社(たねかししゃ)は、一寸法師ゆかりの社です。境内に一寸法師の碑があって、大きなお椀の置物まであります。お椀は中に入って写真が撮れるようになっていました。


お参りされていた女性の方に伺うと、安産祈願でも有名で、子宝に恵まれる方も多い、との事。
帰ってから公式サイトを見ると、子供に恵まれない老夫婦が住吉の神様に祈願して子供を授かった、というのが一寸法師の物語の始まりだそうです。昔話の冒頭のあの夫婦は、ここにお参りしていたんですね。商売の「お種銭」を授かる社でもあるようです。
御神木が、とにかく大きい
奥へ進むと、めちゃくちゃ大きい御神木が見えてきます。これはびっくりしました。圧倒的です。

樹齢千年を超えると伝わる楠で、根元には楠珺社(なんくんしゃ)という社が祀られています。招き猫の「初辰まいり」で知られる社です。毎月最初の辰の日に4つの社を順に参拝して、48回=4年続けると満願になるのだそうです。48回。気の遠くなる数字ですが、この日も招福猫ののぼりの前で手を合わせる方が続いていました。
このあたりで気づいたんですが、人が多い。お盆というのもあると思いますが、海外からの参拝客がすごく多かったです。特に欧米系の方が目立ちました。御朱印の受付は番号札を渡される方式で、これまでお参りしてきた神社の中で一番並んでいたと思います。
第一本宮と、五大力の石
第一本宮の本殿は、素人目に見ても、なんかすごいなという感じを受けます。屋根のかたちが、他で見る神社と違うんです。あとで調べると、本宮の本殿4棟は国宝で、住吉造というこの神社の名前がついた様式でした。

第一本宮の右手の門をくぐると、五所御前(ごしょごぜん)という場所があります。玉垣の中に小石が敷き詰められていて、みなさん何かを探しています。
最初は分かりませんでした。近くを散歩されていた方に伺うと、「五」「大」「力」と書かれた石が混じっていて、三つ揃えて財布やお守りに入れる。効力があったなと感じたら、また戻しに来るんです、との事。

やってみると、これがなかなか見つかりません。石を手のひらにすくっては戻し、すくっては戻し。結構頑張って、三つ見つけることができました。

公式サイトによると、願いが叶ったら石を倍にしてお返しするのが作法だそうです。近くの授与所には石を入れる専用のお守り袋もありました。
反橋と、帰りぎわの話
正面に回ると、あの赤い反橋(そりはし)があります。かなりの急角度で、公式サイトによると最大傾斜は約48度。渡るだけで「おはらい」になるという信仰もあるそうです。

橋の上に立つと、こんな感じです。朱色の欄干と、板の段差が下へ続いていきます。

橋のたもとは撮影スポットになっていて、海外の方に英語で「写真を撮ってくれないか」と頼まれて、撮ってあげました。
境内には、しょうがのかき氷を出す茶店もありました。品書きには1,200円とあって、店員さんに伺うと、昔からこの大社で店を出しているとの事。一息つくのに良さそうです。
これから行く方へ

- 開門は4月〜9月が午前6時、10月〜3月が午前6時半。閉門は一年中午後5時です(門の札より。毎月一日と初辰日は午前6時開門)
- 車の場合、駐車場がいくつかあります。境内施設利用者用は午後4時で閉まるので、参拝なら南駐車場が確実です。20時ごろまで開いていると伺いました
- 電車なら南海「住吉大社駅」からすぐです
見どころが多くて、種貸社から反橋まで、気づいたら2時間近く歩いていました。すごくご利益がありそうな雰囲気で、建物も立派で、ここは一度は来るべきですね。
この日はこのあと、住吉大社のまわりの社と、夕方の住吉公園まで歩いています。その話はまた次の記事で書きます。
あなたの街の近くにも、どんな福が眠っているか。→ 福跡マップで探してみる
参考・出典
- 初辰まいり | 参拝・祈祷 | 住吉大社
sumiyoshitaisha.net - 住吉っさんの見所 | 境内をめぐる | 住吉大社
sumiyoshitaisha.net - 境内での聞き取り(2026-08-14 現地)